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弁護士紹介


 平賀弁護士の事件簿

  ・事件簿1 最高裁で逆転勝訴
  ・事件簿2 痴漢事件無罪判決
 


弁護士 平 賀 睦 夫    Mutsuo Hiraga

平賀弁護士写真
   経 歴
     岩手県花巻市出身
     中央大学法学部大学院修士課程を修了
     昭和43年弁護士登録
     最高裁判所司法研修所教官
     法務省人権擁護委員
     (財)日弁連交通事故相談センター事務局長
     日本弁護士連合会懲戒委員会委員
     (財)日弁連交通事故相談センター専任副会長
     (財)交通遺児等育成基金理事
     一般財団法人 自賠責保険・共済紛争処理機構理事
     青山学院大学法科大学院客員教授
     新宿区法律相談員
     平成18年10月最高裁判所長官表彰受賞
     東京簡易裁判所調停委員・司法委員

   現 在
     一般財団法人 自賠責保険・共済紛争処理機構監事
     公益財団法人 日弁連交通事故相談センター(N-TACC)評議員
     東京弁護士会住宅紛争審査会紛争処理委員
     日本交通法学会理事 等

     ・・・と物々しい経歴ですが、いたって気さく、下駄履きで散歩に出ています。

   著書・論文
     『頭のいい遺産相続の本』(大和山出版社)
     『家庭法律大百科』(共著、永岡書店)
     『被疑者の取調べ受任義務』(「刑事法学の新動向」所収 )
     『(財)日弁連交通事故相談センター30年の歩みと課題』(判例タイムズ943号)

平賀弁護士共著
『刑事弁護と証拠法』(青林書院)
〜効果的刑事弁護の実践指南書!〜


◇ 刑事事件に精通した執筆陣が、豊富な実地経験を基に、裁判員裁判における有効な弁護活動の方策について、証拠調べを中心に分かりやすく解説する。  
◇ 公判前整理手続における証拠開示請求など、とくに重要と思われる事柄については、十分に紙面を割き、留意すべき点や具体的な対処法を示す。  
◇ 平賀弁護士執筆部
第4部 証拠調べのコントロール(規制)  
◇ 2011.5.31発行

平賀弁護士共著
『刑事弁護の手続と技法』(青林書院)
〜体験的刑事弁護ノウハウを大公開!
刑訴法改正、刑事関連新法等を取り入れて
ますますアップ・ツー・デートに!!〜


◇ 刑事裁判のフローを押さえつつ体験と実例に基づく細やかな技法を伝授する  
◇ 請求書など刑事裁判手続上不可欠の書式類も充実  
◇ 刑事弁護実務に携わる者にとってまさに必携の書  
◇ 「刑事訴訟法等の一部を改正する法律」、「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」など旧版以降の主要な法改正等に完全対応  
◇ 公判前整理手続、即決裁判手続など重要な新制度の解説も充実
◇ 刑事裁判手続において不可欠な書式など資料も50点に増補改訂
◇ 平賀弁護士執筆部 第3部公判弁護:第7章訴訟指揮/第8章弁論
◇ 2003.6.10発行、改訂版2006.12.20発行

   平賀弁護士担当事件が載った本

門田 隆将著
『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)


第2章 「痴漢はあったのか、なかったのか」―同じ証拠で逆の結論


   平賀弁護士が紹介された本

弁護士ドットコム編著
首都圏『みんなの弁護士207人』(南々社)

〜困ったときは、この弁護士に聞け!〜

114ページに載っています。「交通事故、家事、刑事など」

   趣 味
     ドライブ・囲碁・将棋・水泳・ゴルフ




平賀弁護士の事件簿最高裁で逆転勝訴


 寒い朝でした。
 最高裁の判決当日、依頼者の方と一緒に傍聴しました。
 一審・二審 とも敗訴し、どうしても勝訴したいと上告を依頼にこられた方々でした。
 メモの道具以外は、手荷物すべてをロッカーに預けるよう指示され、金属探知器を通り抜けました。職員の方の案内に従い、石作りの階段を昇り小法廷に着席しました。荘厳な作りがまた緊張感を増します。
 開廷の宣言とともに、判事の方々が席に着かれ、マスコミのテレビカメラの撮影を2分間許されたあと、まず、他の事務所事件の判決が言い渡されました。

  「上告人の上告を棄却する。裁判の費用は上告人の負担とする。」

 それだけの言い渡しです。 この一言にこの人の人生が重くのしかかるのかと、後姿を見て思わず体が固くなりました。 プレスの方と思われる数人が一緒にあわただしく退廷しました。
 さあ、いよいよこちらの判決です。平賀弁護士が席に着きました。

 「原判決を破棄し、第一審判決を取り消す。被上告人の請求を棄却する。訴訟の総費用は、被上告人の負担とする。」

 勝った。
 思わず胸が高鳴りました。関連事件全部に勝訴の判決がでました。 その間数分です。
 一礼して依頼者の方々と法廷を後にしました。弁護士が判決を受け取るのを待ち、事務所に帰りました。弁護士から判決文を1時間余にわたり説明された後、依頼者の方は事務所を後にされました。

 「何年もかかりました、、、。」判決後ぽつんと漏らされた一言に重い年月を感じました。

 事務局も仕事が報われたような気持ちで一杯になりました。苦労も吹き飛びました。
 わたしたちは依頼者の方々の人生を背負い走り続ける列車のようだと思いました。誠実に仕事をしなければと気持ちを引き締めた次第です。



    その他(平賀弁護士が担当した近時の無罪判決)



平賀弁護士の事件簿痴漢事件無罪判決

事務所報NO.24より

 東京簡易裁判所で、平賀弁護士が担当した痴漢事件で無罪判決が言渡され、検察官の控訴もなく6月5日確定した。
 実に、逮捕から1年3ヶ月後の潔白の証明であった。

 この事件は、早朝JR線のある混雑した電車内で、A氏 (男性・当 時27歳)が、被害者B子さん(女子高生・当時16歳)に対し、スカートの中に手を差し入れるなどの痴漢行為を行ったとして、東京都及び千葉県の迷惑防止条例違反で逮捕され、否認のまま22日間の身柄拘束の後、起訴されたというものである。
 A氏は、逮捕時から判決が言渡されるまで、終始犯行を否定し、弁護人である平賀弁護士も「無罪」を確信して争ってきた。
 B子さんが、混雑した電車内での痴漢行為に対し、電車を降りてからA氏の腕をつかみ、「この人痴漢です。」と周囲の人に訴え駅員に突き出すという形でこのことは始まった。
 B子さんが、初めて証人として法廷に姿を現したのは、第3回公判の時である。まだあどけなさの残る16歳の”少女”がそこに立っていた。B子さんが未成年であることや心の傷、被告人と再び顔を合わせ証言しなければならないという状況に配慮し、衝立を立てたなかでの証言が始まった。
 平賀弁護士も、B子さんに対し、娘を持つ父親的立場からこれに臨んだ。 とても緊張したようにB子さんは証言を行った。
 B子さんが2度目の証人として出頭した期日外尋問の時にも衝立が立てられた。B子さんはそこでも被害状況などとぎれとぎれ、苦しそうに供述した。

 B子さんの母親も証人として出廷した。B子さんが、とてもおとなしく小心であること、このことがあってから電車に乗るのが怖いと訴えること、また学校に行きたくないと言う、等々を証言した。

 B子さんは痴漢をされたとき、怖くて反抗できずにいたと証言したが、驚くべき事実が明らかになった。B子さんは本件事件当時高校1年終了間際であったが、それまでに痴漢を5回捕まえていたので ある。更にこの事件発生前日にも痴漢をされ、本件の翌日にも痴漢犯人(本件A氏とは別人)を捕まえていたのだ。そして、それらの内かなりの事件を20万〜70万円で示談していたのである。
 B子さんは怖くて反抗できないと供述していたが、常習的な痴漢逮捕経験者だったのである。
 更に、B子さんは事件当日を含め数回にわたり痴漢の犯行状況を供述しているが、それらは一貫したものではなく、また、供述された痴漢態様も物理的に不自然な形と思われるものであった。
 こうして公判を重ねるうちに、B子さんの供述に不可解な点が浮き彫りにされ、被害者の供述として信用できるものでないことが、次々と明白となるのであった。

 裁判を終わるにあたりA氏は次のように涙ながらに訴えた。「(前略)最後にわたしの立場から言わせて貰えば、被害者は私であり、加害者は『あなたが犯人だ』と言っている女の子です。裁判長わたしは痴漢をしていません。どうかわたしに正義を下さい。」
 そして、注目された判決の日、裁判所から前述のように無罪判決が言い渡された。

 今回の判決に限らず、裁判所が1つの判決を言渡すその背後・過程には、いくつものヒューマンドラマがある。そして今回の事件でも、いくつかのドラマをかいま見ることとなった。

 逮捕された当初、A氏は、九州にいる母親に心配をかけないよう、連絡はしないで欲しいと弁護士に訴えていた。しかし、犯行を否認していた為、遂に起訴されてしまい、母親に連絡をとらざえるを得なくなった。
 青天の霹靂であったと母親は述懐する。
 遠くにいる息子が痴漢で捕まった。愛する自分の子が法廷で裁かれるという事実。公判が始まると、そこには九州から上京し、我が子の無罪を信じて疑わない母親、姉等の姿があった。遠く九州から、東京の法廷に傍聴に来るその姿を、その後も幾度となく目にすることとなった。この母の胸の内を計り知ることはできない。

 確かに痴漢事件において、被害者の肉体的・精神的ダメージは大変なものであろう。卑劣なる痴漢は許すことはできない。
 しかし、被害者の主張のみにより犯人が逮捕されるケースがほんとんどである痴漢事件において、本件のように、身に憶えのない事実で犯人とされた者の肉体的・精神的そして更に社会的ダメージはどうなるのか。「数万円の罰金を払えば釈放になる。」と警察官にささやかれながら、それでも20日間あまりに及ぶ警察署留置場内での勾留と取調べに耐える気持ち。身内や周囲の人との間に流れる微妙な空気にひたすら耐える1年3ヶ月間の苦痛。今後も決して拭い去ることの出来ないであろう苦い記憶。

 A氏は、幸いにも無罪を勝ち取ることができた。
 しかし、おそらく冤罪に泣いた人も少なくないと思われる。もちろん被害者を大事に考えることに反対するものではないが、このような事件についての捜査の在り方(否認したら即逮捕・勾留)を根本的に再検討することが絶対に必要である。



    その他(平賀弁護士が担当した近時の無罪判決)






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